リハビリテーション科で腰椎について勉強会しました。

腰椎の勉強会をしました。

当院リハビリテーション科では、知識・技術向上のために主任の気まぐれで勉強会を実施しています。
今回は、腰椎の勉強会を行いました。腰痛症は、椎間関節性腰痛、仙腸関節性腰痛、椎間板節性腰痛、筋筋膜性腰痛症の4つに分けられます。
一般的によくみられる腰痛は、椎間関節性腰痛と仙腸関節性腰痛です。
背骨は、下の画像のように多数の骨が連なって形成されており、上下の骨の間に関節が存在し、それが椎間関節です。
椎間関節の間に潤滑液の袋である関節包があり、この関節包には痛みの神経が多数存在しており、ここに痛みが生じ始めると周りの筋肉にも痛みが伝わって、しだいに筋肉が硬くなり血流が悪くなって慢性腰痛になってしまいます。これは、腰痛が生じる原因のひとつであり、症状によって原因はそれぞれです。
治療には、ブロック注射や機械でのけん引・温熱、理学療法士によるリハビリテーションがあります。
リハビリテーションでは、腰痛が生じている原因を姿勢観察や整形外科的なテスト、解剖学の知識を用いて推察してアプローチしていきます。アプローチには、原因によって様々な方法が考えられますが、筋肉・神経・血管・筋膜の動きをよくしたり姿勢を矯正したりします。