食中毒に注意!

食中毒と言っても様々な種類があります。

 

微生物食中毒:ノロウイルス、肝炎ウイルス当

 

自然毒食中毒:フグ毒、カビ毒、貝毒等

 

化学性食中毒:農薬、有害金属等

 

その他の食中毒:寄生虫、アレルギー様等

 

 

食中毒は年中発生していますが特に3月と10月に多いとされています。

 

 

 

これは季節の良い時にハイキングにお弁当を持っていったり、野外でバーベキューをする機会が多いからではないかと考えられています。しかし、食中毒は屋外だけでなく、一般家庭内でも発生します。

 

 

今回は微生物食中毒を起こさないように注意する点についてお知らせします。

 

まず、食中毒予防3原則を覚えましょう。

 

「つけない」(清潔、洗浄)

「増やさない」(迅速、冷却)

「やっつける」(加熱、殺菌)

 

です。

 

 

では、個別に内容を理解していきましょう。

 

「つけない」

食中毒を引き起こす細菌は、魚、肉、野菜等の食材に付いている可能性があります。この細菌が、手指、調理器具等を介し、他の食品を汚染し、食中毒の原因となることがあります。そのため手指や調理器具の洗浄や消毒、また、食材を区分けして保管する、調理器具を用途別に使い分ける等の対策が非常に重要になります。


「増やさない」

食中毒菌が食品に付いてしまった場合でも、食中毒を引き起こす菌量まで増殖しなければ、食中毒にはなりません。食品に付いた菌は時間の経過とともに増殖するので、調理は手際よく短時間で行い、調理後は早く食べ終えることが重要です。また、細菌は10℃以下では増えにくくなるので、食品を扱うときには室温に長く放置するのではなく、冷蔵庫に保管する必要があります。

 

「やっつける」

一般的に食中毒を引き起こす細菌は熱に弱く、食品に細菌が付いていても、加熱すれば死んでしまいます。加熱は最も効果的な殺菌方法ではありますが、加熱が不十分で食中毒菌が生き残り、食中毒が発生することが多いので注意が必要です。また調理器具は洗浄した後、熱湯や塩素剤等で消毒することが重要です。

 

以上、食中毒の3原則を簡単にまとめてみました。

 

 

繰り返しになりますが、食中毒は通年発生します。

上記3原則を習慣として身につけ、食中毒の発生を防ぎましょう。