去る１１月８日、高津病院創立百十一年記念式典を執り行いました。

実費診療所から始まり、地域の誰に対しても分け隔てなく上質な医療を提供する、ことを理念に掲げて

診療して参りました。

途絶えさせてしまうことは容易いことです。そう考えると百十一年という歳月は、継続することが如何に

大切なのかを改めて感じさせられる時間です。

さて、その創立記念式典後日、病院５階庭園にあります「お社」のご祈祷を高津宮さんにお願いしました。

このお社は、「昭和後期、旧々病院の裏庭に長樹齢の大木があり、その大木には神が宿り、以前から「伐採してはいけない」との言い伝えがあった。しかしながら、病院を新築移転する際、どうしてもその大木を切り倒す必要があり、職員は皆、伐採することを心配していた。　いざ、その大木を伐採したとき、その大木付近から「白蛇」が出てきた。　そこでお祓いの意味を込め「蛇神様」（巳さん）を祀るべきと考え、その大木の幹にて「祠」を作り、毎年御祈祷を行っていた。」というお社です。

「巳（みー）さん」の護りを賜りながら、一年、また一年と代々引き継がれてきた理念を今後も末永く引継ぎ、地域医療への

貢献を実現し続けたいと考えております。